ナンピン手法とは!FXで損切りしないEAは勝てる勝率は100%?の記事です。
ナンピンと聞くと株では、ご法度的なイメージありますよね!
相場の格言でも「下手なナンピンすかんぴん」とか聞きますよね。
確かに、株では危険な手法と思います。
しかし、FXではこれは非常に有効な手法と思います。
長年サラリーマンの傍らで株、FXをやってきてナンピンについて思うこと書きます。
ナンピン手法とは!東芝株で例えると
このチャートは東芝株です。
2016年12末までは順調にジリジリ上昇トレンドで頑張っていました!
もし、これはいける!とみて12月中旬のド高め475円に買った場合。
上がると見込んでいた株価が12月末から急落。
このパターンに陥った場合にどうするか?非常に難しいと思います。
個人的には、目をつぶって損切して、東芝株のことは記憶から削除がおすすめですが、
別のやり方もあります。絶対におすすしないですが、それはナンピンです。
475円のド高目で掴んで、あれよあれよと暴落。。
普通は指くわえて、塩漬け放置になるというオチが一般的と思いますが、
この暴落を積極的に追いかける方法がナンピンです。
475円で買った。
400円に下がったので追加で買い
さらに300円に下がった追加で買い
さらに200円に下がった追加で買い
という形で買いコストを下げて行くことをナンピン買いと言います。
このパターンではこの時点で買い平均コストが
(475円+400円+300円+200円)/4=343円!
つまりこの343円まで切り返してくれたら、無事逃げ切れるという作戦です。
しかし、こんなことできないですよね!
軍資金が持たないです。
東芝の場合は1000株単位ですので、この時点で
475,000円+400,000円+300,000円+200,000円=1,375,000円
の軍資金が必要です。
あまりにもリスク高いですね!
これで、運よく切り返してくれればいいですが、万が一のことがあったら、
死活問題レベルですよね!
相場って自分の望まない方向に動くことなんて日常茶飯事です。
なので、「下手なナンピンすかんぴん」という格言がでてくるのです。
持株会もこれに近い手法ですね。
このナンピンは相場がうねることを前提に仕掛ける手法です。
チャートのテクニカルとか勉強してる人は、この事例のような、
一定幅でナンピン入れるのではなく、節目、
レジスタンスラインでナンピン入れればいいという声も聞こえてきそうですが、
その節目ってどこ?って思います。
いろいろチャートに節目ライン引きまわしても分けわからんようになるだけだと私は思います。
いづれにしても、それなりの軍資金が必要です。
株の場合は万が一が無きにしもあらずという事が、ナンピンがご法度だと言われる理由です。
ナンピンとはこういうものです。
FXで損切りしないEAの勝てる勝率は100%?
株では、この上なく危険な手法であるナンピンですが、
FXの場合ではとても有効な手法だと私は思います。
実際いろんな自動売買EA(ロジック)を試してきて、最終的にずっと使ってるのは、
このナンピン型EAです。
その他のEAは調子がいい時は、こんな素晴らしいものはないと思うのですが、
相場の流れが変わると一気にズタボロになってしまうというものばかりです。
相場は大きく分けて2パターンあります。
BOX相場と波の大きなトレンド相場です。
ザックリですが、多くのEA(ロジック)はBOX相場に最適化した逆張り型か、
トレンド相場に最適化した順張り型に分かれてると思います。
この2種類はトレードオフになってしまうのす。そこが厄介なのです。
そのエントリーのタイミング順張り、逆張りを一切無視!
完全に取っ払ったのが、ナンピン型です。
もちろん順張り、逆張りのパラメーターかけ合わせてればさらに素晴らしいもができるかもしれませんがややこしいですよね。
ナンピン型のいいところは、単純で簡単なところです。
東芝株の事例のように、下落を追いかけて、平均買いコストを下げて、
平均買いコストを上回ったら、決裁(刈り取り)するという単純な物です。
損切りしないので、基本的に勝率は100%になります。
ただし、自分の軍資金のマージンを超えるような、うねりがない大きな一方通行相場が来ると、一気に飛びます!
つまり、ザックリ言うと、基本的に勝率は100%ですが、一度の負けで全滅するという類の物です。実に簡単なわかり易い物です。
ただ、やはりこの全滅するというところで、多くの人が嫌います。
確かに、東芝株とかでは、非常に危険な手法です。
ただしFXであればリスクのレベルが圧倒的に低いです。
それは株は投資対象が企業、つまり倒産リスクがあるので、危険なのです。
FXの投資対象は通貨、国が飛ぶリスクもあるかもしれませんが、東芝が飛ぶリスクより圧倒的に低いのです。さらにFXではレバレッジが使えます。
例えばレバレッジ100倍を使えば、東芝株の事例で紹介した方法で必要軍資金1,375,000円が13,750円(1/100)で済むという事です。
これがFXが圧倒的に有利で、ナンピン作戦が非常に有効な作戦であるという事です。
FXでナンピン型はどんな稼ぎかたをするの?注意点は?
この動画はナンピン型(EA)のバックテストの様子です。
上のグラフがチャートです。
チャートの動きに対してEAのエントリーと決裁の様子が確認できます。
下のグラフが資産積み上げ曲線です。
損切しないで、ナンピン入れて、平均買いコストを上回ったら決裁(刈り取り)を繰り返すだけなので、
当然負けなしで、資産曲線は下の矢印の如く右肩上がり一直線になります。
どのぐらい稼げるのかというところですが、
私が実際に稼いだのは50万円が1年で97万円になりました。ザックリ1年で倍です。
FXをやってる人からすれば、大したパフォーマンスではないと感じるかもしれません。
私もこのペースだるい、もっと一気に稼ぎたいと何度も思いました。
その焦りが、このナンピン型の落とし穴になるのです。
イメージとしては、資産積み上げ曲線を下の矢印のように急角度にしたくなりますね!
これは投入ロットを上げれば可能です。
ただし、安全マージンが減りますので、一気に飛ぶリスクが高まるのです。
ナンピン型は、チャートがおとなしい時は、コツコツ稼いでくれます。
順調過ぎて退屈になってくるのです。
ここで人間の煩悩が囁いてきます。。
このペースだるい。。ペース上げようぜ!と
そこで自分の軍資金に対して危険な領域まで投入ロット上げちゃうんですね。
そういう時に限って、ハマり相場(ナンピンが何本も必要な一方通行相場)が来て飛んでしまうのです。
私は軍資金ショボいくせに、いつも焦ってロットをあげてしまい、ぶっ飛ばしてばかりいました。
ナンピン型は資金の安全マージンを維持しながらやっていけば、非常に安定的に稼いでくれます。
もちろん絶対はないですが、例えば、過去のバックテストから、一番大きな波、
リーマンショックの時の相場でどれ位の軍資金でどれ位のロットまでの投入なら耐えられたか?
というのをはじき出して、その安全マージンを取れば、リーマンの波を超えるような相場がこない限り飛ばないという事です。
その安全マージンを維持しつつ、資産の増加に合わせ投入ロットを上げて行けばいいのです。
そうすることで、以下のような2次曲線の資産積み上げになります!
例えば
安全バージン 軍資金10万円 0.01ロットで100本のナンピンまでOK
とはじき出したとすれば
10万円 投入 0.01ロット
20万円 投入 0.02ロット
30万円 投入 0.03ロット
・
・
・
という形で安全マージンを維持しつつ投入ロットを上げていけばいいのです。
これは軍資金が少ない間は、ペースがなかなか上がらず、だるいと感じます、
しかし結局遠回りのようで、これが一番わかり易く近道だと思います。
私は、このペースだるい、やっとれん!と思ってもっと強烈なEA(ロジック)ないのか?
とあれやこれや、貪りましたが、結局これに戻りました。
手堅い方法で複利パワーを利かしていくという事です。
以下の動画はナンピン型EAで資産増加に合わせ投入ロットを上げていった場合の資産曲線推移です。
上のグラフが資産積み上げ曲線。
下の緑の棒グラフが投入ロット!
壮絶な状態になることが分かりますね!
まとめ
ナンピン手法とは!FXで損切りしないEAは勝てる勝率は100%?まとめ
■ナンピン手法とは!東芝株で例えると
⇒簡単だが、株ではご法度!
■FXで損切りしないEAの勝てる勝率は100%?
⇒基本的に負けない設定だが、一度の負けですべてが飛ぶ!
■FXでナンピン型はどんな稼ぎかたをするの?注意点は?
⇒基本的に負けないでコツコツ稼ぐ、安全マージンの確保が重要
軍資金が少ない間は、安全マージンを確保しながらの資産積み上げペースは、だるいです。
しかし、そこで、もっと強烈なもが欲しい!と探し回るとハマります。
それはエントリータイミング等、小難しいパラメータ振り回して最適化されたものでは、
相場のうねり具合が変わると一気にズタボロになる、
カーブフィッテイングさせたものを片っ端から試していくようなことになるからです。
実際は私はそうなって、ナンピン型に戻りました。
ナンピン型であれば、安全マージンの確保だけ気をつければいいのです。
移動平均、RSI、ストキャス、エンベローブ、パラボリック、
MACD等々この辺の小難しいパラメータこねくり回さなくてもいいのです。
この辺のテクニカルを駆使して最適化していけば、必ず究極のEAに辿り着ける!
と私は思ってましたが、こねくり回せば回すほど、カオス状態になっただけでした。。
極端な話、エントリーのタイミングなんてどこでもいいのです。
というわけで株ではご法度レベルで危険な方法ですが、
FXでの自動売買ではナンピン型が、簡単に一番勝ちやすい方法と思います!
・FXのやり方☆失敗談から学ぶ初心者でも分かりやすい自動売買とは!
FXでまともに戦うには、海外口座は必須です!
上の記事を参考に是非、海外口座開設にチャレンジしてみてくださいね!
海外口座と聞いて、うろたえることはありません!
私はTOEIC280点(満点990点中)!
つまり英語能力ゼロでも簡単に開設してます。
拍子抜けするほど簡単です。
正しいと思う。
1つの解だと思う。